あれから12年経ちましたが

地震当日の事はまだよく覚えています。普通ののんびりした春の日が、激動の一日になってしまいました。
その時には本社で仕事をしていて、なんだか揺れるなぁと思ったのですが、その揺れが徐々に大きくなってきて長く続いている。
しかも、本社ビルは免震構造なので、地面では体感的にはそれ以上の揺れだったようです。
地上の様子はよく見ていないのですが、後から聞くと、皆かなりあたふたしていたようです。

その後は、東北の被害状況をTVで見ていたり、東北にある事業とテレビ会議で被害状況について報告を受けたりしていました。
そうこうしているうちに、ネットワーク回線が一部不通になったり、公共交通機関が動かなくなったりと、
こりゃ帰宅も難しいのではないか、会社で寝泊まりするかと思ったりもしていました。ビルのテナントから非常食の支給もあり、
ネットで被害状況を眺めながら、のんびりと過ごそうか程度に思っていました。飲みに行くかとの誘いもありましたが、
余震もあり、どうなるかわからないので断りましたが。

そのうち夜の9時あたりになったら、一部の交通機関が徐々に動き出したとの情報もあり、
時間はかかってもいいから帰宅しようかと考えました。ところが電車に乗れたのはいいものの、激混み状態で、
ようやく終点に着いた時には日付が変わっていました。そのあとはクルマで自宅にようやく帰宅しましたが、
たしか夜の2時近くになっていて、怖くてTVつけたままコタツの中で寝ていました。夜になっても緊急地震速報が鳴りっぱなし。
あの時と同じような状況が、今後全くないとは言えません。気持ちの上ではいつも備えているつもりですが。