週末の営業終了後の「白河」で、理沙は湯浅と2人きりになり、この一週間を静かに振り返る。
火曜日に訪れたHALUCAでは、柴原と小川から事故後の状況を聞かされるが、自動運転システムの不具合なのか、外部操作なのか、原因は分からないままだった。
さらに柴原は、まりあの死を正式発表まで外に出さないよう求め、理沙はその背後に大きな力を感じる。
土曜日、理沙はまりあの葬儀に友人として参列する。
東京ドームで5万人を魅了したマリア・エレーナではなく、一人の女性として送られるまりあの姿に、理沙は落差を受け止めきれない。
斎場で小川は、万全に準備したはずなのに守れなかったという後悔と、どこにもぶつけられない怒りをにじませる。
白河に戻った理沙は、マリア・エレーナのバックバンド構想を言い出せなかったことを湯浅に話す。
湯浅は気にするな、また歌いたくなったら歌えばいいと返す。
やがて5月末、理沙は最終出勤日を迎え、何も変わらない職場で淡々と最後の一日を終える。
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