あらすじ_06_10


2日後、地球の低軌道ステーションに到着する。理沙は技術スタッフと一緒にシャトルの出発を待つことになった。
ヨーロッパ方面へのシャトルは予定通りに出発できたのだが、テキサスの空港はハリケーン接近のため離発着見合わせ状態。
心配になったのかメンタル女が私用ラインから理沙に声をかけてきた。理沙は彼女の気持ちに感謝し、当面仕事に必要な情報を連携した。
ハリケーンの進路が空港から影響がないところにそれていったので、翌日にシャトルの出発判断が行われた。
準備可能なシャトルは3機あり、理沙と技術スタッフ含めた5人は8人乗りの小型シャトルに乗り込んだ。
巨大ハリケーンを下に見ながらシャトルは低軌道ステーションを出発。空港への到着予定は4時間半後。
地球を半周したのちに、太平洋上でシャトルは大気圏に突入。半年ぶりの地球の重力を体全体に感じながら目を閉じる。
Gが徐々に強力になってくる。窓の外を見れば機体全体が炎に包まれているように見えた。



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