あらすじ_17_12


雇う女性が2人が翌日から来ることが決まり、理沙は再び事業団長官にメールを入れた。巨大宇宙船プロジェクトに事業団の立場で参画し、
中核となるメンバーの育成をすることを承諾し、具体的な事については今後話を詰める事。しかし理沙は1つの条件をつけた。
理沙の参画は期限付きで、希望する期間は3年間。期間中は中核を担うメンバーを責任をもって育成して、任期が終わったら元の生活に戻る事。
長官からはすぐに承諾の返事が届いた。しばらくは自宅から週に数回の幹部会議に参加するが、巨大宇宙船の完成は半年後なので
完成2か月後には木星に向かう船に合流して欲しいというのが長官からの依頼だった。店の引継ぎは半年で終わらせることができるのか
理沙は少々気になったが了解することにした。まだ未契約の立場ではあるが翌日から理沙の元には部外者秘のメールが大量に届くことになった。
現場から離れている今は、先に控えている膨大な仕事のことは考えずに、店にいるときには客との会話の事だけを考えるようにした。
翌日、雇うことになった2人の女性が店にやってきた。簡単に店の設備について説明すると、さっそく3人で開店の準備を始めた。



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