あらすじ_24_14

レーザー発振基地が最初に攻撃されることを警戒していた。宇宙船と同様に攻撃に対して最大の防御をしているが、想定外の事は十分考えられる。
揚陸艦2隻からの同時攻撃に備えて、レーザー発振基地は不規則に軌道を調整していた。6基の作業プラットフォームも揚陸艦に対して
前方投影面積が小さくなるように向きを常に変えていた。宇宙船も同様に作業プラットフォームCから切り離されて同様に向きを変えていた。
宇宙船内では非常警戒態勢ということもあり、通路には誰も歩いていない。移動用シャフトも必要最低限の台数のみしか稼働していない。
住民は皆、自宅又は避難所で過ごすことが強制され、窓のシャッターも閉めて、居間か寝室で過ごすことが求められていた。
情報チャンネルでは24時間警戒態勢で、揚陸艦の位置情報、宇宙船各セクションでの状況を伝えるニュースのみとなっていた。
中央制御室、動力セクション、船内環境維持管理のセクションのみがフル稼働で異常なほどの活気があった。1万人の住民のためにも
船を守り抜き、敵に勝つために皆必死になっていた。中央制御室に理沙がやってきて、直子は交替するために指揮官席を離れた。



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