軍人・管理職としてのキャラクター

2002.08.17 作成
2021.07.24 加筆修正

<2021.07.24版>
いろいろと紆余曲折はありましたが、いったんはあらすじが全編書きあがり、これからは個々の話を深堀りしていこうかと思っています。
そんな中、主人公のキャラクターについて落ち着いて考えてみましたが、果たしてモデルにした人物は誰だろうかと
思ったりしました。実のところは過去に会った様々な人々の、個別の性格の寄せ集めのような感じになってしまいました。
管理者として私が尊敬する人は、今までに数多くいます。中には既にお亡くなりになった人もいます。
無理難題を吹っ掛けられて、これって今では間違いなくパワハラの部類に入るのではないかと思える人もいます。
腹を立てながらも、力でねじ伏せられて奴隷のように働かされたこともありましたが、あの当時の判断としては正しい。
そんな人々から多少なりとも影響を受けて、今の自分が存在しているのではないかと思います。
ということは、主人公はそんな人々との出会いから生まれた、理想とする管理職のようなものなんでしょうね?



<2002.08.17版>
「2001年宇宙の旅」についてはちょっと触れましたが、その続編として「2010年宇宙の旅」というのがありました。
(映画のタイトルでは「2010年」ですが・・・・・・)
映画が公開される1年前に小説が発売されたので、早速私は買って一気に読みました。

続編としてかなり期待はしていましたが、「2001年」を初めて読んだときの興奮はありませんでした。
しかしながら、それまでに私が読んだSFにはなかった1つの設定が、なかなか面白いなぁと思いました。

木星で起きた不可思議な事件(?)を調査するために、ロシアとアメリカの混成チームの乗った
ロシアの宇宙船が木星に向かうのですが、その探査宇宙船の船長が女性、しかも軍人。
映画の中ではこの船長をどんなキャラクターにするのだろうと非常に関心を思っていましたが、映画の中での
女性船長はきっちりと演じていたなと思います(ヘレン・ミレンという女優さんです)

船長としてしっかりと判断し、冷静に物事に対応し、女性としての魅力もまぁまぁ・・・・・・・といったところで、
人気女優をポジションにつけなかったところが、よかったと思います。
特に(ごらんになっていない方には恐縮ですが・・・・)探査宇宙船が木星の周回軌道にのるために木星大気上層部に
突入してブレーキをかけるシーンがあるのですが、このときの彼女の冷静な対応は最高でしたね。

SFでの女性キャラクターとしてよく話にあがるのが、「エイリアン」シリーズのリプリー(シガニー・ウェーバー)
まあ、これもなかなか楽しめましたし、胸を熱くしましたが、
女ランボーというか、ただ強い側面ばかりが出てしまって、あんまり心に残っている部分がありません。
(でも、「エイリアン4」のあのちょっと影のあるリプリーには、興味をひかれました)

その他、参考となったキャラクターをリストアップしてみましょう。
作品名 心に残ったキャラクター
「2010年宇宙の旅」 タチアナ船長の冷静さ、そして控えめな美しさがなかなかです。
「エイリアン4」 クローンのリプリーの時々見せるさびしさが気になります。
「トータル・リコール」 シャロン・ストーンの演じた悪役キャラクター。でもこんな強烈さも好きです。
「超時空要塞マクロス」 早瀬美沙の軍人としてのかっこよさ、時々見せる弱さがなんともいいです。
スター・トレック(TNG) 医療セクションの責任者の女性は、控えめですがきりりとしてかっこいいです。

まあ、こんなわけでいろいろな性格の寄せ集めみたいなものになっていますが、
要約すると、理沙のキャラクターというものは、

1. 常にしっかりと考えて、冷静に行動する。
2. いつもは控えめな美しさを見せているが、時々どきっとさせるような側面も見せる。
3. 過去に何かあったのか、プライベートの部分では何かを引きずっているようにも見える。

そんなところでしょうか。
まあ、いろいろと映画を見るたびに性格のいろいろな側面が増えているのですが・・・・・・・・・・。



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