晴天の霹靂

今日は、ドーラーさんとのオフ会だったので、その話題にしようかと思っていたのですが、
自宅に帰ってきたら、なんだかとんでもないことになっていました。

今もこの日記を書きながらTVを見ているのですが、
今回のスペースシャトルの事故については、86年のチャレンジャーの事故以来、事故もなく飛行をしていたため、
半ば安心しきっていたところでのものなので、非常に複雑な気持ちです。

このような事態になると、必ず話題にのぼるのは、
「このような事故を想定して、なぜ事前に対策をしてこなかったのか・・・・・・・・」ということですが、
技術的にいって、まだそのような段階には到達していない、としかコメントできないと思います。
スペースシャトルによって、宇宙開発は実用化の段階に達したと思われている方もいるかもしれませんが、
まだまだ実験段階、飛行での操作は自動化されているといっても、まだまだわからないことは多いです。

ただ、コロンビアは初飛行から20年経つので、機体の損傷もあちこちあるのではないかと思います。
どんなに点検して、きちんと修理をしていたとしても、大気突入時の機体にかかる力はかなりのもので、
例えば、ちょっと弱い部分に非常な力が集中したとか、
機体のバランスがほんの少し崩れたところで、その弱い部分から崩壊したとか・・・・・・・・。

ニュース映像を見たところ、分解した機体がゆっくりとばらばらになっているようなので、
しろうととしての分析ですが、

1.大気突入時、機体のバランスが崩れたか、痛んでいる部分に集中的に力がかかった。
2.力が集中したことによって、機体にひびが入った。
3.ひびの入った部分より、高熱が侵入して、さらに強烈な力が機体に加わる。
4.内部の燃料タンクに高熱が進入して、爆発をひきおこす。
5.爆発の力で、機体がばらばらに分解する。


といった事態がほんの一瞬の間に進行したのではないかと思います。

私も、「理沙の物語」のなかで、巨大な作業プラントを木星大気中に降ろしたときの事故の様子を書きましたが、
「理沙の物語」:理沙と直子
原因の究明と、早急なシステム的対応がまず求められることは、まちがいないと思います。