負の遺産の処理

我が家からそれほど遠くないところに、建設残土の山があります。
いつからこの状態になってきたのかはわかりませんが、20年ほど前にはとうとう山崩れを起こしてしまいました。
山崩れがあっても危険がないように、その後道路にはフェンスが作られましたが、山はそのままで、
20年の月日を重ねて、とうとう草木が生えてきて、それなりの山になってしまいました。

とはいえ、先日の熱海の土砂崩れの件に触発されたのか、自治体でもとうとう重い腰を上げたのだと思いますが、
今日、すぐそばを通ってみると、草木は撤去されていて、建設機材が土砂の撤去を始めているようでした。
20メートルほどの、それなりの高さはあるので、果たしてどれだけの時間をかけて土砂を撤去するのかはわかりませんが、
山がなくなったら、辺りの風景は激変するのではないかと思います。

しかし、我が国ってのは大きな事故が起きて人命が失われない限り、重い腰を上げないようですね。
我が国の悪い慣習です。しかもこのような負の遺産はこれだけに限ったことではありません。
我がギョーカイにも負の遺産は山のようにあります。よっぽど大きな災害がないかぎり見直されることはないでしょう(^_^;