しかし、世の中便利なようで実は不便

社会人になりたての頃は、仕事の道具と言えば電話とFAXくらい。紙が中心の文化で、
ようやくワープロというものが普及し始めた頃でした。コンピューターは箱型の大きなものか、机のわきに置くちょっと小さめ、
または机の形をしたものが多かったです。パソコンもありましたが、その頃は趣味の延長みたいな扱いです。

それから社会人として30数年揉まれて、経験は確かに積んではいるものの、世の中がどうなったかといえば、
いろいろなツールがあって便利になった事はその通りだと思います。ちょっと手を動かせば世界中から情報も集められる。
大量の情報も手元で簡単に処理することもできるし、サーバー上に大量の情報を保管することもできる。

PC上で資料を作ることで、紙の上で考えをまとめなくても、いきなり画面上でサクサクと作ることも出来る。
それはそれでよしとして、でも、いざ事故が発生すると手が付けられないほどに大事になります。
そんなときの決まり文句として、再発防止に努めます、社員の教育を徹底します、などと言われるのですが、
技術が高度に進化しすぎて、もう便利なツールなしには仕事が成立しなくなりました。

DXなどと、まるでうわ言のように叫ばれていますが、ここは昭和の時代に戻ったつもりで、自分の仕事をもう一度見直して、
なにが大事で何がやるべき事なのかを、きちんと見直した方がいいのではないかと思います。個人としての意見ですが(^_^;
ナニゆえにムダな仕事ばかり増えてゆくのだ?(^_^;