おそらく前世紀の遺物
使わなくなったワープロがありました。私が使っていたわけではありませんが、
でもこのワープロが世間で現役で使われていたのは、20世紀の最後の10年間くらいだと思います。
私が社会人になったころにワープロが世間に普及し始めて、一時期は会社の中でも文書作成に重宝していたのでは。
PCの普及と高性能化とともに、文書作成はワープロ専用機ではなくてPCに取って代わってしまい、
その後は忘れ去られてしまい、ホコリをかぶってしまったわけです。
この機械が出た当時、非常に画期的だったのは、大画面の液晶パネルです。
ワープロがポータブルになった当時は、文字を表示する部分が1行分しかなかったりして、文章の全体が見えずらくて、
印刷して確認するなんてことがありました。この機械の場合は直接画面で見て1ページ分の内容を確認することができました。
さらにもう一つ画期的だったのは、印刷もそのままできるという事です。
タイプライターのように、直接に紙に打って文章を作成するといった感覚で、画面で文章を編集して、
しかもそのまま印刷するという、非常に便利なツールになりました。
作成した文書は、フロッピーに保存して管理するといった感じでした。
私が社会人ばりばりの頃には、机の引き出しの中には作成した文書を保存したフロッピーが大量にありました。
それでも、紙で保存するよりは非常にコンパクトで持ち運びが楽で、重宝していたと思います。
当時の文書管理の方法は、そのままPC上での文書保存のやり方に置き換わり、今では社内のサーバー上で管理するという、
仕事のやりかたは脈々と受け継がれているわけです。
世の中どんどん変わってきています。
過去の遺物が消えていくのと同じように、私たちのようなシニアな人たちもどんどん消えていくわけです。
さて、今の若手はこれからの我が国をしっかりと支えていけるのかな?