008_30_野望と覚悟(2)【あらすじ】

地球帰還を前に、ルーニー船長は乗組員12人を会議室に集め、これまでの航海を振り返る。
木星から土星への計画変更、タイタンでの事故、救出作戦など、一つ一つの局面で乗組員が冷静に対応したことへ感謝を伝え、
とくに救出作戦については「不可能を可能にした」と称える。
続いて船長は、地球側で広がる局地戦や経済混乱、資源問題、大国間対立に触れ、帰還後もそれぞれの分野で力を尽くしてほしいと語る。
そして自分自身は、彼らを背後から支える立場になるため、将来は政治家となり、大統領を目指したいと明かす。
突然の宣言に会議室は静まり返るが、やがて不揃いな拍手が起こる。
さらに船長はメリッサに向き直り、自分のファーストレディーになってほしいと告げる。
深い沈黙の中、メリッサは困惑しながらも静かに頷く。
土星の環のそばを航行する「エンデヴァー」の航海日誌には、「過去は変えられないが、未来は変えられる」と記される。