あらすじ_01_02


遡ること18年前、そのころの日本はかつての活力を失い、国際都市と聞こえはいいものの、21世紀になって巨大化がさらに進んだ東京は
人種が交じり合い、混沌とした巨大な欲望都市と化していた。とはいえ活気がある魅力的な都市ではあるが。
そんな魅力に惹かれるままに、理沙は東京に流れ込み、しばし夢のような時間を過ごしたが、
現実はやはり甘くなく、超格差社会の底辺で、理沙はその日暮らしの生活が続き、生活資金は尽きかけていた。
その日も3社ほど面接に行き、すべて採用ならず。面接ばかりの毎日にほとほと疲れ果て、屋台で飲んで悪酔いして、
つい道を間違えて薄暗い裏道に紛れ込んでしまい、男3人に絡まれて命を狙われてしまった。
そんなところ、危うく殺される寸前で、彼女は下町の自警団に救われた。
そのメンバーの一人の女性は、小学生卒業後にしばらく音信途絶えていた親友であった。



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