あらすじ_01_03


親友の紹介で、繁華街のキャバクラで働くことになった理沙。収入はやる気次第での歩合制なので、当初は安い給料にメゲそうになるものの、
もう戻れないと開き直った理沙は昼はデザイン関係の学校で勉強し、夜は店で客を取った。
時には先輩からの執拗ないじめもあったが、親友からの励ましもあってそれから半年後、店のナンバー3にまで実績を上げた。
それなりにお金も貯まったので、借金をしてそれまでの狭いアパートから近郊のタワーマンションに引っ越し、
昼夜体を酷使する生活ではあったが、デザイン関係の資格も取ったので、いずれは高い給料の仕事に就こうという目標もできた。
そんなある日、閉店近い時刻に数人の客がやってきた。飲み会の三次会で流れてきた会社員達。
理沙はそのうちの一人の隣に座った。そして普通に雑談し、閉店時刻になったので一緒にラストダンスをして、出口で彼を見送った。
特に他の客と目立って何かが違うということもなく、家に帰る途中、いつものように理沙はこれから先の仕事の事について考えていた。



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