あらすじ_01_04
仕事を紹介してくれた親友のバックには、強力な力と豊富な資金源のある人物がいるのではないか?ということを理沙はうすうす感じていた。
とはいえ、直接に聞きづらい内容でもあり、親友も理沙を前にして説明することもなかった。
そんなある日、理沙は親友から誘われて自警団の活動に参加することになった。欲望の都市の裏側は死の危険隣り合わせの世界だった。
その一晩だけでも、いくつもの犯罪の場を見ることになり、運悪く間に合わなかった人々の死体を見かけることも珍しくはなかった。
そんな中、彼らはブロックを縄張りにしている外国人の犯罪者集団と遭遇し、戦いとなり、2人を殺傷した。
パトロール中の警察がちょうどやってきたところで犯罪者集団が逃げたため、戦いはそこで終わりとなった。
親友は警察から咎められることもなく、殺傷した犯罪者集団の2人を警察に引き渡し、淡々と事務的に振舞っていた。
そんな彼女を離れたところから見ながら、理沙は彼女のバックにはただならぬ人物・組織でもいるのではないかと思った。