あらすじ_01_16


若社長は今日も店にやってきた。彼は最近は店では酒もほどほどに、理沙との会話だけを楽しんでいるようだった。
彼は唐突に、この先どんな夢があるのかと理沙に尋ねた。昼の仕事のことは彼に以前から伝えてあったので、
理沙は仕事でもっと自分のスキルを伸ばして、もっとお金を稼げるようになりたいと言った。
でも。。。。とそこで理沙は実は本当は歌手になりたいということを彼に言った。そして、いつものようにカラオケを彼のために入れたが、
今日の理沙の曲は、「I write a song(*1)」。客も少ない閉店近い店の中、彼女だけ貸し切り状態のステージとなった。
やがて閉店時刻、理沙だけが彼の事を出口まで見送り、しばらくの間彼の後姿を眺めていた。
彼は理沙の夢を全面的に応援してくれると言ってくれたが、彼の財力があればもしかしたら可能なのかもしれない。
とはいえ、本当にそんな事になったらどうなるだろう。理沙の頭の中ではエアギター男から先日言われたことも気になっている。

*1 「I write a song」作詞:B.Johnston 作曲:B.Johnston



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