あらすじ_02_04
バンドはツインギターの体制で、リーダーの他にもう一人のギター担当がいるのだが、彼が唐突に新人発掘オーディションの話を持ち込んできた。
開催は2か月後、しかもメンバー全員の了承なしに彼は勝手にエントリーしてしまったので、3人はもう出場を決めるしかなかった。
それからは毎日とまではいかないものの、今まで以上に練習に打ち込み、仕事も忙しくなってきた。
出場を決めた日から2週間後、理沙は若社長に新人発掘オーディションへのエントリーの件を話した。
そして、バンドへの資金協力の件については、オーディションが終わるまで返事を待って欲しいと伝えた。
理沙は仕事仲間から、ライブハウスで歌っている事を知り合いから聞いたと言われた。いつかは同僚にも見られることだろうと思っていたのだが。
そして同僚がライブハウスに来るようになり、その同僚が社内に話を広めていったので、観客は一人また一人と増えて、
やがてライブハウスでは客の集まるバンドとして徐々に名前が広まっていくようになった。