あらすじ_02_17
しばらくの間、お互いの近況を話す2人。親友は店の経営をコントロールするほどの立場になり、新しい店の立ち上げに忙しい状態で、
理沙はてっきりキャストの募集のために自分に連絡してきたのだろうかと思った。当然のこととして理沙は彼女の仕事には興味はなかったが。
親友は若社長の話を持ち出してきた。しつこくつきまとうので理沙のことが心配だったと彼女は言った。
理沙はバンドへの資金協力の話をしつこく持ち出されて、正直迷惑していた事、ある日突然連絡が取れなくなったことを彼女に話した。
そのことについて親友は既に知っているようだった。そして彼の自殺の真相についても知っている事をほのめかした。
親友は、このままでは理沙に危険が及ぶことを察知して、しかるべき手段を取ったと理沙に言った。
いったいどういうことなのか、まさか前の店のオーナーと同様に自殺と見せかけて手を打ったのか。
その質問に答えることもなく親友は話を終えた。いつもあなたの事を見ているから、という以前別れ際に言った同じ言葉を残して。