あらすじ_03_06


選り好みさえしなければ仕事はいくらでもある。シングルマザーの女性はさっそく小売店の仕事と、オフィスの清掃の仕事を。
理沙は昼の飲食店の仕事を始め、やがて夜の飲み屋の仕事も見つけてきたのでカウンターでバーテンダーと客の相手をした。
朝に帰宅すると少し寝てから小さな娘の相手をする。給料の高い仕事を目指して資格試験の勉強も始めた。
夜昼2人ですれ違いの生活が続いたが、無理がたたったのかシングルマザーの女性は体調を崩してしまった。
単なる思いつきで国外に出てしまって、今さら後悔しても遅いのだが、今さら東京に戻るわけにもいかない。
そんなことを考えているうちに、客から呼ばれている事にも気がつかず、ふと我に返った理沙は客から文句を言われてしまう。
客からのリクエストでカウンターでマイクを持って歌う理沙。久しぶりで歌っても悩みと疲れで声には昔のハリが全くない。
歌が終わると、閑散とした店内にまばらな拍手。しばらくして一人の女性がカウンター席に近づいてきて理沙に声をかけてきた。



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