あらすじ_03_08


ドームでのワンマンステージが終わり、控室に戻ってきた女性歌手はすべてを出し切ったように放心状態だった。
マネージャーは10分ほどたってから控室に入ったが、その時にも女性歌手はぼんやりと席に座っているだけだった。
マネージャーが声をかけたところでようやく気がついて、2人はステージの成功を喜び合った。
これから先の事について、女性歌手は思いついたいろいろなプランを語り、マネージャーは彼女の着替えを手伝いながら聞いていた。
ラストから2曲目に歌った曲について女性歌手は説明した。マネージャーはその時初めて誰の事を想って書いた曲なのかを知った。
同時刻にライブハウスで歌っていた理沙は、女性歌手が自分の事を想って曲を書き歌っていたことを知った。
そして女性歌手の今後のプランとして、いつかは理沙と一緒に歌いたかったということを知り、理沙の胸は熱くなった。
女性歌手は、近いうちに理沙とコンタクトを取るつもりだとマネージャーに告げると帰宅した。それが彼女の最期の姿だった。



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