あらすじ_04_04


毎日の軍事訓練で、理沙たちのチームは明らかに出遅れていた。朝のランニングでは周回遅れ近く、射撃訓練の点数は絶望的、
チーム対抗の交戦訓練も訓練済み兵と比べると散々な結果。理沙はまだ負けん気で持ちこたえていたが他の2人は完全に参っていた。
勝ちたい、という思いだけ強くても結果につながらなくては意味がない。思い切って理沙は教官に修了テストの仕組みについて尋ねることにした。
自分自身の評価に影響するのではないかと思いきや、教官は特に理沙の事をとがめることもなく修了テストの概要について教えてくれた。
理沙は落ち込んでいる2人の元に戻ると、さっそく教官から聞いたことを伝える。2人の表情が一気に明るくなった。
次の日からの3人は、軍事訓練での成績について変わることはなかったが、表情は明るく、汗だくになって疲れていても、
技術研修の際にはしっかりと講義を聞き、夜には遅くまで3人そろって復習、翌日の予習に力を入れた。
翌朝は眠くてフラフラになりながら長距離ランニングに臨んだが、3人お互いに励ましあいながらゴールを目指した。



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