あらすじ_04_06


しかしながら、理沙たちのチームが勝利したのはその時だけ。体力において圧倒的に有利な訓練兵チームからは、
その後も事あるごとに、力と卑怯なやり方で傷を負わされることになった。しかし、それでも理沙たちは終始楽観的だった。
手を取り合って、とにかくこの訓練期間をやり遂げて辞めない事。お互いに励ましあいながら日々の訓練に臨んだ。
訓練期間はまもなく終わりを迎える。最後に残された課題は修了試験である。技術講習で学んだ事を中心としたレポートと試験。
体のあちこちが悲鳴をあげていても、毎日夜遅くまで予習と復習をして、3人でお互いの課題についてディスカションする。
修了試験をこなし、レポートをまとめ、あとは結果を待つだけ。結果発表の前日、3人は食堂で小さなパーティーをした。
そして結果発表の当日。チームの数は16に減っていた。その中で理沙のチームは一位。それも断トツの一位である。
訓練兵たちは意外な結果に信じられないという表情。そして他の一般枠チームからは歓喜の声があがった。



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