あらすじ_04_08


技術士官学校の修士課程が終わり、卒業生は各自が決めた専門技術を習得するために各地へ散っていった。
理沙はしばらくは士官学校にとどまり、核物理学の技術習得をすることにした。1年の契約で核融合物理学研究所と連携して
基礎技術を学ぶことになっている。士官学校の片隅には小さいながらも臨界プラズマを再現する装置も置かれている。
一日の半分の時間を講義受講と研究生同士のディスカション、半分を実験装置の運転と機器メンテナンスに費やす。
今までの地獄にも例えられる生活から比べると、今は昼寝でもしたくなるような天国の生活。しかし、終了後はどこかの部隊に配属されるはずだ。
理沙は5人チームのひとりとして、大学の研究生といっしょにプラズマの特性について研究することにした。
週に5日研究をして、週末はちょっと遠出をして自然の中でバーベキューパーティー。理沙は大学での自由な雰囲気での生活の経験がなく、
ビールを飲みながら仲間との会話を楽しんだ。そしていつのまにかメンバーの一人の男性に心を惹かれていく。



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