あらすじ_08_21
タイタンからの出発を翌日にひかえ、着陸船パイロットは出発の準備中、「エンデヴァー」の航法支援担当は推進剤タンクの圧力に異常を発見、
着陸船パイロットに、確認のため推進剤の加圧テストを行うように指示した。パイロットが操作をすると直後に小さな爆発音がした。
船外で活動中の女性観測員と科学者は、着陸船後部からガスの噴出を確認。パイロットはすぐに加圧バルブを閉めて事はおさまったが
確認したところ2つある推進剤タンクの一つが空になっており、もう一つのタンクも半分近くに残量が減っていた。
気が動転するパイロット。船外活動の2人が船内に戻ると、状況を把握し「エンデヴァー」に報告が行われ、絶望的な状況であることが判明した。
タイタンから飛び立つことは可能であるが、大気を抜けて周回軌道に戻るまでに必要な推進剤が不足しており、
積んでいる荷物を極限まで減らしてもまだ足りない。上昇することは可能だが周回軌道に乗れずにタイタンに墜落することが予想された。
「エンデヴァー」では3人の救出プラン策定のために会議室に全員が集合した。中国チームからも救助に協力する打診の連絡があった。