あらすじ_09_13
中国の土星探査船の推進システムに、「エンデヴァー」の技術が流用されているということが、米国に亡命した中国人技術者の告白で発覚した。
技術者への尋問で、参画企業の技術者から聞き出した事が判明した。問題の根本として本部メンバーにかわりのある人物はいるのかという点で、
本部内では騒動になった。疑いの目は理沙にも向けられ、過去に遡っての行動記録、身辺調査、そして尋問が行われた。
理沙については直接にも間接もその亡命した技術者と接点がないことが証明されたが、リーダー男については問題となった協力会社と接点があり、
詳細な行動記録、身辺調査、そして尋問の場には当時リーダー男の同僚として理沙にも尋問の場への立ち合いを求められた。
理沙にとってはリーダー男とは数年ぶりでの再会、理沙は夜を共にしたあの日の事を封印していたが、彼はなんとなく同様しているように見えた。
理沙は調査官からの質問に対して淡々と対応し、リーダー男には技術流出にかかわるだけの動機もなく、利害もないということを説明した。
詳細な調査の結果、リーダー男についても技術流出にかかわったことは証明されず、彼に対する尋問は終わった。