地球周回軌道作業プラットフォーム
地球の衛星軌道上には、中継点となる作業プラットフォームが配置されています。
利用目的としては、作業員の居住基地、月や火星への資材輸送用の中継基地、宇宙船の建造場所等、
1つの作業プラットフォームで複数の機能を兼務していましたが、
作業プラットフォームが次々と建設されると、各々の作業プラットフォームの機能は専門化されるようになりました。
ここでは、地球周回軌道上に配置されている作業プラットフォームのバリエーションについてとりあげます。
なお、各作業プラットフォームの状態は、2080年代での状態になります。
<パターン1:シャトル/旅客船乗換拠点> ●用途 地球から、火星や木星t等へ向かう旅客船に乗換を行うための中継拠点。 ●機能 ・宿泊施設 ・到着/発着用ロビー ・シャトル用ドッキング通路、旅客船用ドッキング通路 ・貯蔵タンク群(水、酸素、水素、メタン、核融合燃料等)、屋外作業スペース ・動力設備(原子炉、太陽光パネル等) |
<パターン2:貨物積み替え/燃料補給基地> ●用途 コンテナ船、タンカー、資材輸送用宇宙船のための中継基地。貨物の積み替えや、宇宙船に対する燃料補給を行う。 ●機能 ・宿泊設備 ・屋外/屋内作業スペース ・シャトル用ドッキング通路、貨物船用ドッキング通路 ・貯蔵タンク群(水、酸素、水素、メタン、核融合燃料等) ・動力設備(原子炉、太陽光パネル等) |
<パターン3:作業員乗り換え基地> ●用途 月、地球/月L1、地球/月L3等で作業する作業員の乗り換え基地。 ●機能 ・宿泊設備 ・シャトルドッキング用通路 ・貯蔵タンク(水、酸素、水素、メタン等) ・動力設備(原子炉、太陽光パネル等) |