探査船「エンデヴァー」

探査船「エンデヴァー」は、火星より遠い太陽系深宇宙の探査を目的として建造された宇宙船です。
強力な核融合推進システムを装備し、木星/土星等のガス惑星を調査するための宇宙船、衛星に着陸するための宇宙船を搭載し、
各惑星を長期間かつ多角的に調査することが可能です。

また、2050年代当時まだ実用化されたばかりの核融合推進システムを、フィールドでテストを行うためのテストベット機としても利用されました。
「エンデヴァー」で十分なテストを実施する事で、核融合推進システムはさらに改良され、信頼性UPにつながる事になりました。

深宇宙を航海する宇宙船のデザインも、「エンデヴァー」を起点としてさまざまなデザインが検討/試験され、
その成果は、惑星間輸送用の貨物船、タンカー、または旅客船の設計/建造に反映されました。

「エンデヴァー」の全体のイメージ図を以下に示します。当図は建造当初の2050年代での状態です。

全体のイメージ図(上から見た図、図上の2つの宇宙船は、左:原子力ラムジェット機/右:小型着陸船)
「エンデヴァー」の各コンポーネントについて説明します。

詳細は「
探査船「エンデヴァー」」もあわせて参照してください。
<指令モジュール/居住モジュール>
●指令モジュール
  ・コクピット、制御システム
  ・非常用退避カプセル
  ・ドッキング用通路

●居住モジュール(0G区画)
  ・会議室、食堂、キッチン
  ・食料倉庫
  ・ユニットバス、トイレ
  ・作業部屋、研究室、観測室
  ・ドッキング用通路

●居住モジュール(1G区画)
  ・個室、ベッド等
  ・休憩室、アスレチックルーム
  ・ユニットバス、トイレ
  ・非常用退避カプセル

<管理モジュール/作業・生産モジュール>
●管理モジュール
  ・中央制御室、副コクピット
  ・船長室、通信室、制御システム

●作業モジュール
  ・作業メンテナンス室
  ・屋外作業室、エアロック

●動力制御、生産モジュール
  ・水、空気リサイクルシステム
  ・水耕栽培システム
  ・廃棄物利用/微生物培養/食料生産システム
  ・核融合炉制御

●屋外駐機場
  ・惑星着陸船格納庫、屋外ハードポイント
  ・原子力ラムジェット機屋外ハードポイント

※図中の矢印は、小型着陸船および
原子力ラムジェット機の屋外固定用ハードポイントの
位置を示す。

小型着陸船、原子力ラムジェット機の詳細は以下参照

原子力ラムジェット機(木星大気採取実験用)
小型着陸船(3人乗りリフティングボディSSTO)

<貯蔵タンク群/動力モジュール/推進モジュール>
●貯蔵タンク群
  ・酸素/水素/メタン貯蔵タンク
  ・ヘリウム3、重水素貯蔵タンク
  ・水貯蔵タンク

●動力モジュール
  ・核融合炉
  ・ラジエーターパネル
  ・荷電粒子保護用磁気シールド

●推進モジュール
  ・核融合推進システム
  ・大気ブレーキ用シールド



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