資材輸送用超大型キャリアー

資材輸送用超大型キャリアーは、太陽系内の遠地、火星よりも遠い深宇宙に大量の貨物を輸送するために建造されたものです。
物資の輸送を目的とするのであれば、貨物船や、
重量物輸送用カーゴモジュールなどの手段がありますが、
重量物輸送用カーゴモジュールは、月や火星に物資を輸送するには有用であるものの、搬送可能な貨物の重量、
およびスピード性能においては、火星より遠いところへの物資輸送に関して力不足なところがあります。

この宇宙船は、大推力の核融合推進システムを使用することで、大重量の物資を高速に輸送することを可能としています。
木星の作業プラットフォームや精製プラントの建設、土星のタイタン基地の建設においてはこの宇宙船のおかげで、
短期間で一気に物資を輸送することができました。

また、物資をひとまとめに一気に輸送するという考えは、軍のロジスティックの考え方、大量の兵装を迅速に輸送するという
強襲揚陸艦の設計思想につながるものとなりました。

資材輸送用超大型キャリアーの全体イメージ図を以下に示します。

全体のイメージ図
資材輸送用超大型キャリアーの各コンポーネントについて説明します。

詳細は「
資材輸送用超大型キャリアー」もあわせて参照してください。
<指令/管理区画>
●指令区画
  ・コクピット、制御システム
  ・個室、ユニットバス、トイレ
  ・食料倉庫、キッチン
  ・ドッキング用通路、エアロック

●管理区画
  ・中央制御室
  ・水・空気リサイクルシステム
  ・核融合炉制御

※無人での運用も可能だが、有人の場合には
  短距離移動のためのシャトル装備を必須とする

<貨物区画>

●貨物連結用トラス構造
  ・重量物固定用装置エリア:56基
  ・宇宙船固定用装置エリア:12基
  ・伸縮可能トラス構造

●通信用アンテナ

<動力/推進装置区画>
●貯蔵タンク群
  ・酸素/水素貯蔵タンク
  ・ヘリウム3/重水素タンク
  ・水貯蔵タンク

●動力モジュール
  ・核融合炉
  ・ラジエーターパネル
  ・荷電粒子保護用磁気シールド

●推進モジュール
  ・核融合クラスター推進システム

木星へ作業用プラットフォームを輸送した際の状態を以下に示します。
作業プラットフォームの中核ブロック、旅客用ブロック、物流用ブロックをひとまとめにして一気に輸送することが可能です。



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