地球・火星間定期連絡船

地球・火星感定期連絡船は、比推力可変型プラズマ推進システム(VASMIR)を使用した宇宙船です。
火星の開発が本格化し、大きな貨物を高速に輸送する必要が発生しこの宇宙船が作られることになりました。

火星までの所要時間は、この宇宙船が完成するまでは地球から火星まで半年から1年を要していたのが、
この宇宙船では2か月から4か月に短縮されました。

地球・火星間定期連絡船の全体イメージ図を以下に示します。
旅客と貨物の両方の輸送を可能とするために、船体は3つの部分に分けられています。
船体前部の指令/管理区画には旅客用の居住モジュールを接続し、船体中央部の貨物搭載用エリアにはコンテナや小型の宇宙船等を搭載します。

全体のイメージ図
地球・火星間定期連絡船の各コンポーネントについて説明します。

詳細は「
地球・火星間定期連絡船」もあわせて参照してください。
<指令/管理区画>
●指令区画
  ・コクピット、制御システム
  ・個室、ユニットバス、トイレ
  ・食料倉庫、キッチン
  ・ドッキング用通路、エアロック

●管理区画
  ・中央制御室
  ・水・空気リサイクルシステム
  ・廃棄物処理施設
  ・微生物栽培、水耕栽培システム

<貨物搭載エリア>

●貨物連結用トラス構造
  ・重量物固定用装置エリア:12基
  ・宇宙船固定用装置エリア:6基

●通信用アンテナ

<動力/推進装置区画>
●貯蔵タンク群
  ・推進剤タンク
  ・酸素貯蔵タンク
  ・水貯蔵タンク

●動力モジュール
  ・原子炉ユニット
  ・ラジエーターパネル

●推進モジュール
  ・比推力可変型プラズマ推進システム
   (VASMIR)6基

火星に旅行客と建設用資材を輸送する際の状態を以下に示します。

船体前部には旅客用の居住ブロックを接続し、中央部の貨物搭載エリアには火星表面に設置する居住用設備や貯蔵用タンク、
加えて火星表面に旅客/貨物を輸送するための着陸船が搭載されています。これらをひとまとめにして火星まで一気に輸送します。


やがて、2070年代になり核融合推進システムを搭載した宇宙船が実用化されると、
惑星間を航行する宇宙船は、核融合推進システムを搭載した高速で大重量を一気に運ぶことができる宇宙船に置き換わるようになりました。
VASMIR推進システムを使用した宇宙船は、惑星から衛星の間での中/短距離で使用されるようになっていきます。




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