宇宙船内移動用シャフト

移動用シャフトは、宇宙船内部での人員および貨物の移動に使用するものです。
船体前部の港湾/居住区画、船体後部の港湾/生産区画および動力/推進器区画を結んでいます。

以下の図は、移動用シャフトの配置を示したものです。

恒星間宇宙船全体図(内部構造を示したもの)
居住区画の断面図にて、移動用シャフトの配置を示します。

人員用のシャフトは、船体構造の円周部分の90度毎に配置されています。
貨物用のシャフトは、船体構造の円周部分の45度毎に配置されており、1列おきに人員用のシャフトと平行に配置されています。

移動用シャフト(人員用/貨物用)の配置図
移動用シャフトは船内の要所に停車駅があります。
以下の図にて、移動用シャフト(人員用/貨物用)の停車駅について示します。

各移動用シャフトの走路は単線の構成ですが、各停車駅に待避線があり、複数台の移動用シャフトが通行可能となっています。

移動用シャフト(貨物用/人員用)の走路および停車駅

<貨物用停車駅>
 ・1-1:管理区画/前部港湾区画
 ・1-2:居住区画
 ・1-3:推進剤貯蔵タンク(1)
 ・1-4:推進剤貯蔵タンク(2)
 ・1-5:後部港湾区画
 ・1-6:生産区画
 ・1-7:核融合炉
 ・1-8:推進システム

 

<人員用停車駅>
 ・2-1:管理区画/前部港湾区画
 ・2-2:居住区画
 ・2-3:後部港湾区画
 ・2-4:生産区画/核融合炉

移動用シャフトの走路および停車駅は各区画の外側、船体外殻構造の内側にあります。
乗り降りの際には、各区画から地下にある停車駅に行くことになります。以下に居住区画の停車駅を例として構造図を示します。

居住区画以外はゼロGなので、上下の移動にはそれほど困難は伴いませんが、便宜上停車駅と各区画の床との間にはスロープがあります。

停車駅の構造図(居住区画)
人員用/貨物用の移動用シャフトを以下に比較して示します。

人員用のシャフトは人員専用、貨物用の移動用シャフトは貨物/人員兼用になっています。
どちらも中央に両引き扉があります。貨物用の移動用シャフトは車体の前後にも扉があり荷物の積み込みが可能となっています。

移動用シャフト外観図(人員用/貨物用)

●移動用シャフト(人員用)
 ・最大搭乗人数:20人
 ・中央部に乗降口
 ・車体の前後に非常用出口あり
 ・リニアモーター推進

●移動用シャフト(貨物用)
 ・最大貨物搭載量:15トン
 ・最大搭乗人数:50人
 ・中央部に貨物搭載口
 ・車体の前後にも貨物搭載口あり
 ・リニアモーター推進



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