002_10_個室オーディション(3)【あらすじ】

休憩後、柴原が電話で席を外したため、理沙たちとまりあは応接テーブルでしばらく待つことになる。
小川が場を和ませる中、まりあは理沙も自分と同じシステム系の仕事をしていることを知り、少し親近感を抱く。
やがて柴原が戻り、一同はオフィス隣の防音スタジオへ移動する。
先に歌うことになったのは理沙だった。
まりあは、理沙と湯浅、フィリップ、島崎の立ち位置や動きに、ライブ活動を重ねてきたバンドらしい手慣れた空気を感じる。
理沙は「西日が差している」という曲を、伝えられなかった想いを抱えた女性の歌だと説明し、歌い始める。
まりあはその歌詞から、晩夏のベランダで言葉を飲み込む女性の風景を思い浮かべる。
自分とは違う近さで感情を歌にする理沙に、まりあは強く引き込まれる。
曲が終わっても、まりあはしばらく歌の余韻の中にいた。



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