あらすじ_04_12


基地に到着すると、まずは上司である女性少佐から業務内容について説明をうけ、2か月間の業務引継ぎが行われる。
理沙の士官の立場は少尉からのスタートとなる。20人の部下を預かる事となり、レーダーシステムの運用を任される。
日々のシステムの稼働正常確認と維持管理は当然のことで、監視業務の補佐も兼ねていた。
空を飛び交う、民間、軍用の区別を問わずに、個別の識別IDを照合し、不審な飛翔物についてはすぐに統合本部に通報。
これらの業務は自動化されているので人間の手が介在することはないが、最後の最後はやはり人間の判断が入る。
特に警戒の対象となっているのは、核ミサイル攻撃であることは数十年間変わりはないが、最大の脅威は核を使用した
直接攻撃ではなく、EMP(電磁パルス)による攻撃である。直接核攻撃は多大な被害はあるものの地域が限定されるのに対し、
EMPはたった1発の超高高度核爆発によって、米国全土のシステムインフラを壊滅させることが可能だからだ。



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