あらすじ_04_14


突然のアラート音。コントロールルームが一気に緊張した雰囲気に。理沙はスクリーン上の不明飛翔体を確認し、
統合司令部と連絡をとる。飛翔体のIDは統合司令部でもまだ確認できない。衛星破壊レーザー衛星はすぐにスタンバイ状態となり、
飛翔体を追跡する。指令が下ればすぐにでも破壊できる状況で、統合司令部は国防総省と連絡をとり、大統領とはいつでも連絡可能な状態に。
ここまでの所要時間は1分弱。飛翔体の発射場所と軌道が特定される。中国とは外交問題が発生してないはずなのだが、
この時期にいきなり何を狙っているのか。10数分後には米国本土上空を通過する。判断の残り時間は5分少々。
識別IDが特定される。軍事用の衛星ではあるもののEMP核爆弾ではないことが確認され、警戒レベルは通常に戻る。
常時監視対象の衛星、飛翔体は不明IDのものも含めると数百万になる。システムに頼らないと人間では処理は不可能だ。
今まではシステムに管理されている仕事だったが、ここはまだシステムの上に人間が君臨する仕事だった。



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