あらすじ_04_15


基地に配属されて半年経った。毎日のルーチーンワーク、いつやってくるかわからない緊急事態にも迷わずに対応。
上司はしだいに、自分の仕事の一部を徐々に理沙に任せるようになってきた。理沙も自分の今までの仕事を部下にできるだけ任せ、
各自が確実に成長できるように努めた。理沙の仕事に対するその取り組み姿勢を上司は高く評価していた。
上司は時々、プライベート時間に理沙を自宅に招いて家族と一緒に食事をすることがあった。上司の夫も軍人。そして子供が2人。
仕事を離れた時の上司は普通の家庭の主婦だった。美味しい食事を作り、10代前半の娘2人は時々母親に口答えすることはあるものの、
彼女は仕事で見せるような冷静沈着な対応はせず、やんわりとかわす。理沙は離婚して別れてしまった自分の母親のことをふと思い出す。
3人の会話をぼんやりと見ている理沙のことが気になったのか、翌日上司はそのことを思い出して理沙の今後のことを気にかけてくれた。
今は仕事の事で精いっぱいですと理沙は上司に答えたが、上司はできるだけ早いうちに判断した方がいいと助言をしてくれた。



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