8人乗り小型シャトル

8人乗り小型シャトルは、地球周回軌道への少人数の人員輸送、または少量の貨物輸送に使用するものです。
2040年代半ばから、Heavy-Lifterによる衛星軌道への大量輸送、および大型シャトルでの人員の大量輸送が本格化すると、
このシャトルの使用目的は、衛星軌道上での作業プラットフォーム間移動、非常時における地球への帰還用に使用が限定される事になりました。

8人乗り小型シャトルの全体イメージ図を以下に示します。

全体のイメージ(上左:上から見た図/上中央:下から見た図/上右:後ろから見た図/下:横から見た図)
8人乗り小型シャトルの各コンポーネントについて説明します。

詳細は「
8人乗り小型シャトル」もあわせて参照してください。
●コクピット
  ・コクピット、制御システム
  ・通信システム

●客席
  ・旅客席(8席分)、又は貨物室
  ・乗降口
  ・ドッキング用通路

●推進システム
  ・推進剤タンク
  ・推進システム(2基)

●翼/着陸脚
  ・リフティングボディ翼
  ・着陸用脚(3本)

地球から地球周回軌道へと向かう場合には、当初は衛星打ち上げ用のロケットを使用していましたが、
重量物運搬用シャトル(Heavy-Lifter)が本格的に運用を始めると、船体壁面に搭載し打ち上げに相乗りするようになりました。

地球周回軌道から地球へと帰還する際には、大気の抵抗により十分に速度を落としながら、グライダーのように飛行して空港に着陸します。
不測の事態に備えて、推進システムは衛星軌道からの離脱だけではなく、着陸時のリトライの為の上昇/加速の際にも使用します。

<地球帰還までの飛行コース>

1.出発
  地球周回軌道の作業プラットフォームを出発、シャトルは逆噴射を行い地上へ向けて降下を開始する

2・大気突入開始
  上層大気に突入し、減速を開始する

3.減速G最大
  大気圧が高くなるにしたがい、減速Gは増大し機体底面は高温になる

4.着陸準備
  十分に減速が行われグライダーのように大気中を滑空する。空港が近くなると着陸脚を展開し着陸体勢に入る

5.着陸
  空港の滑走路に着陸する
  
理沙が月のクラビウス基地からの帰還の途中、地球周回軌道の作業プラットフォームから地球に帰還する際に、
このシャトルを使用することになりました。

本来であれば、定期便の大型シャトルに乗って地球に帰還する予定だったのが、機材確保に時間がかかっているのと、
着陸予定のテキサス州ダラス空港の悪天候が理由で、作業プラットフォームで足止めを食らう事になり、
そこでちょうどタイミングよく、作業員の輸送のために使用されていた小型シャトルが空いていたので、
ダラス空港の天候が一時的に回復したタイミングで理沙は小型シャトルに乗りこみ、ダラス空港を目指すことになりました。

結果は、ダラス空港への着陸寸前での突風でシャトルはバランスを崩して滑走路に激突、シャトルは大炎上。
理沙は瀕死の重症を負う事になりました。
詳細は、サンプル版ストーリーの「
決断を迫られる」の中で触れていますので参照してください。



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