000_08_「Vanishing」と地球【あらすじ】

001_08_理沙と湯浅孝純との出会い、ゆるやかな接近【あらすじ】

仕事帰りのある夜、理沙は同僚キャストに誘われ、新宿の小さなショットバー「白河」に立ち寄る。
十人ほどで満席になる静かな店内には古いジャズが流れ、Shangri-laの喧騒とはまるで違う落ち着いた空気があった。
カウンターにいた若い店員は必要以上に話しかけず、理沙はその距離感を心地よく感じる。
以後、理沙は月に数度、仕事帰りに白河へ通うようになる。
会話は少しずつ増えるが、互いの生活に深く踏み込むことはなかった。
年明けの深夜、理沙は横浜の山下公園を歩いていると、ロックの音に合わせてエアギターを披露する男を見かける。
派手な動きで観客を引きつけるその男は、白河で物静かにグラスを磨いていた店員だった。
店での姿とはまるで違う一面を見た理沙は、驚きと興味を覚え、彼の方へ歩み寄っていく。



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