カーリーと知り合ってから二、三週間。
理沙は夜勤明けに自販機コーナーへ立ち寄ることが習慣となり、現行センターでカーリーと顔を合わせる機会も増えていった。
最初は仕事の話ばかりだった二人の会話も、やがてロサンゼルスでの暮らしや食事、休日の過ごし方へと広がっていく。
疲れた日は隣り合って無言でコーヒーを飲むだけでも気まずさはなく、いつの間にか連絡先も交換していた。
カーリーのスマートフォンの壁紙から、理沙は彼女に四歳の娘がいることを知る。
娘が熱を出したという何気ないメッセージに返信するなど、二人の距離はさらに近づいていく。
そんなある日、食事の話をきっかけにカーリーから自宅へ招かれ、理沙は少し迷いながらも応じる。
ロサンゼルスで初めて、仕事以外の誰かとの予定ができたことに、理沙は小さな喜びを感じていた。
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