ロサンゼルス交通管制センターでの仕事を終えた翌朝、理沙のもとに職探しエージェントから多数の求人案内が届く。
交通管制センターでの経験と企業からの評価が、次の仕事につながり始めていた。
理沙は全米各地の求人を比較し、これまでの経験を生かせるシアトルの金融系システム管理業務に応募する。
面談を経て採用が決まると、慌ただしく住居や移動の準備を進める。
出発前にはカーリーの自宅を訪ね、娘も交えて食事を楽しみ、再会を約束する。
ロサンゼルスで初めて借りた部屋を引き払い、シアトルへ向かう理沙。
飛行機の窓から遠ざかる街を眺めながら、仕事探しに苦労した日々や、交通管制センターでの経験、カーリーとの出会いを思い返す。
今度は仕事も住まいもある程度決まっている。
新しい土地で何が待っているのかは分からないが、理沙はその未知の生活を少し楽しみにしていた。
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