次期システム更改計画の凍結後、理沙はすぐ別の仕事へ移るのではなく、ダグラスに一か月だけ残り、これまでの経験を後進へ伝えたいと申し出る。
期限付きで認められた理沙は、障害対応や要件変更、アトランタでの経験などを資料化し、後任者へのレクチャーを始める。
そんなある日、帰宅した理沙のもとに国防総省から分厚い封筒が届く。
一か月以上前、興味半分で申し込んだ技術士官候補の初期審査を通過したという通知だった。
中には、本審査に必要な詳細な経歴確認書類や、今後の面談・適性審査の案内が入っていた。
軽い気持ちだった応募は、急に現実味を帯び始める。
今の仕事をきちんと終えたいという思いと、まだ見えない新しい道への関心。
その二つの間で揺れながら、理沙は本審査書類を書き始める。
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