003_19_体力トレーニング【あらすじ】

技術士官学校の本審査書類を提出した理沙は、合格が決まったわけでもないまま、早朝のランニングと夜の筋力トレーニングを始める。
最初は坂道で息が上がり、筋肉痛にも悩まされたが、三週間ほど続けるうちに身体は少しずつ新しい生活リズムへ慣れていった。
昼間は契約終了を目前に、後任者へのレクチャーに集中し、自分がいなくても仕事を続けられるよう経験を引き継いでいく。
軍隊生活を勝手に想像しながら、理沙は「合格できる」という確信ではなく、「やる前から無理だとは思わなくなった」という自信を持ち始める。
契約終了まで残り三日となったある早朝、いつもの公園でストレッチをしているとスマートフォンが鳴る。
画面に表示された送り主は、久しく見ていなかった「小川美奈」だった。



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