003_25_未来への細い道筋【あらすじ】

クロスリー少佐から、将来の太陽系物流の要所となる惑星を問われた理沙は、迷った末に「木星」と答える。
確かな知識があるわけではなかったが、木星圏の資源、巨大な重力、外惑星への航路上の可能性などを、自分なりに条件を整理しながら説明していく。
クロスリーはさらに、木星圏を物流拠点とする現実的な計画を翌日までにレポートにまとめるよう命じる。
理沙は戸惑いながらも引き受けるが、それは彼女の反応を見るための半分冗談だった。
クロスリーは、正解のない問題でも考え始める姿勢を大切にするよう告げる。
面談を終えた理沙は、帰路の機内でその言葉を思い返す。
宇宙を目指す決意には至らないものの、まだ必要とされていない未来を先に考える仕事があることを知り、自分の知らない先へ続く細い道筋を意識し始める。



003_26へ