008_09_木星大気ブレーキ、過去の感覚(1)【あらすじ】

メリッサとの会話の翌日、理沙はルーニー船長と会議室で向かい合い、前日の出来事を報告する。
フィアンセやエリシウム基地の話は出たものの、それだけで記憶が戻ったとは言えず、今回は将来リスク予測システムも反応していなかった。
船長もまた、エリシウム基地の名が出たことに驚きを示すが、二人は結論を急がず沈黙のうちに判断を保留する。
やがて8週間の航行を終え、「エンデヴァー」は木星周回軌道へ入るための最終減速に移る。
船体後部のエアロブレーキシールドを用い、木星上層大気すれすれを通過する危険な工程だった。
非常警戒モードに入り、赤い灯りに包まれた船内で、理沙は居住区画の自室に身体を固定する。
外部映像には、ブレーキシールドが摩擦熱で輝く様子が映り、減速Gが理沙の身体にかかり始める。



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