あらすじ_06_05


中核メンバーは各自の担当するタスクのリーダーでもあるので、24時間動いている仕事のために、気持ちの休む暇もない。
とはいえできるだけ各タスク内で仕事と責任の分担をするように努め、理沙も何年かぶりで2週間の長期休暇を取得することができた。
一人での旅の間、タスクリーダーとはプライベートの時間に連絡を取り合った。そして休みが合う時があったら一緒に出掛けないかと声をかける。
しかし、タスクリーダーの返事はあまり乗り気ではないようだった。仕事の切れ目がなかなか作れないというのが理由だったが。
休暇から戻り、年に何回かの中核メンバー合同でのパーティーの際に、理沙はタスクリーダーと話をしようと思い接近したところ、
メンタル女がタスクリーダーと2人だけで話をしている場を見てしまった。メンタル女は理沙を見かけるとすぐに話を中断した。
別に何もなかったようにメンタル女は理沙を誘い出し2人だけでベランダに出る。仕事上非常に頼れる存在だと理沙は彼女を尊敬しているが、
今はメンタル女と2人だけで他愛のない話をしていても、理沙の気持ちはなかなか盛り上がらなかった。



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