あらすじ_07_09


最高機密レベルの仕事内容、それにともなう精神的ストレス。しかし、理沙にとっては難しい事に取り組むことがいい刺激となり、
体の調子も徐々に良くなってきたことが、さらに気持ちを良い方向に向かわせていた。
主治医との定期的な会話でも、体に取り付けられた記録装置のデータには良い兆候が見られることが伝えられていた。
積極的に体を動かすために、毎日宿舎と研究所の間を歩く事に加えて、トレーニングジムに通い筋トレを始めることにした。
茨城の研究所との打ち合わせに、メンタル女と一緒に参加することになった。実施責任者が主に話し、理沙たちが会話に加わることはなかった。
今回は、茨城の研究所にあるプロトタイプのシステムで、問題が発生していることが話題になっていた。与えたデータの不具合か、
それとも別な原因なのかについては追及の途中であった。本来茨城の研究所から定期的に参加している技術者は今回理由があって欠席との事。
問題があって出席できないというのが理由であったが、それ以上のことは触れず、今回の会議は終わった。



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