あらすじ_07_15


理沙は支援輸送中佐に呼び出された。単刀直入に中佐は「エンデヴァー」乗船の件を理沙に打診してきた。
乗組員の人選はすでに決定しているはずで、出発まで残り3か月であったが、軍としては軍の要員をどうしても入れたいというのが理由だった。
乗組員の人選は、官民の勢力争いの縮図のようなもの。純粋な民間主導としたいプロジェクト側に対し、抵抗する軍は理沙を送り込もうとしている。
そして、理沙が怪しいとにらんでいた女性技術者も、次世代制御システムの主導権を握るために参画企業が刺客として送り込んだもので、
エリシウム基地での悲劇をきっかけに彼女を誘い出し、裏で操りながら搭乗メンバーに入れたようなものだった。何をしでかすかわからない。
数日後、理沙は予備搭乗員として登録されることになった。後日正式に乗船メンバーとして登録されるはずだと中佐から言われたが、
それはいったい何を意味することなのか、理沙は中佐に質問することはしなかった。
研究所での仕事も残り少なくなった。メンタル女への引継ぎは順調に進み、理沙は自分の体を使用した最後のテストケースを実施することになった。



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