あらすじ_11_16


生産開始の上申については承認されたが、多額の予算を投入したことに対するリターンが予定より少なく、議会では計画継続について意見が紛糾した。
残された1機の原子力ラムジェット機では心もとないので、製造中の6機について製造が再開され、本格生産は1年後に設定された。
何度かの原子力ラムジェット機のテストで、予想以上の応力と熱が機体への大きな負担となり、崩壊したことが分かったので、
生産効率は下がるものの、安全圏内での上層大気突入を行うこととなり、生産開始に向けてのストレステストが行われた。
政府や本部内での対応に追われた日々は一旦収束し、理沙はようやく報道関係者が書いた理沙へのバッシング記事を読むことができたが、
全く事実無根な内容で、改めて報道関係者の質の低さと大衆迎合的なメンタルに情けなくなった。
理沙の2回目の木星行きの日程が決まった。本部から帰宅すると孫娘は男と2人で待っていた。孫娘は理沙に彼氏を紹介してくれた。
孫娘と理沙を交互に眺め、彼氏は驚きの表情。まるで姉妹のようだと彼氏は言った。



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