あらすじ_12_15


純白のドレスを着た孫娘。しかしよく見ると何かが違う。周りの風景も徐々にぼやけてきて花嫁だけが浮き出ているように見える。
ヴェールの下に見えた花嫁の姿は、理沙自身だった。気がつくとまわりの親族友人その他皆の姿は消えていて、
理沙は花嫁姿の理沙と対峙していた。離れたところには新郎が待っている。新郎をよく見るといつかどこかで見たような気がする。
開発局本部で日々議論をしていたリーダー男のように見える。花嫁の理沙はリーダー男の元に歩いてゆき、リーダー男がヴェールを取る。
リーダー男の顔は、また違った男に変化した。ギターリーダーの男だろうか、これから一緒に有名になって成功しようと花嫁の理沙に声をかけている。
何かが違うと理沙は花嫁の理沙に向かって歩いて行った。理沙の腕を誰かの腕が掴んでいる。立ち止まって振り向くとメンタル女がいた。
彼女は酔っているように見える。親友のように見せかけて、私の幸せを奪っていくなんてこの泥棒猫と理沙をののしっている。
ヴィジョンは一瞬にして消え、理沙は現実に戻された。孫娘は新郎と手をつないで祭壇に向かって歩いているところだった。



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