あらすじ_13_11
調査タスクは現時点での中間報告を軍に提出した。とはいえ、内容としては事実としてわかった事の羅列で、事故直後の報告と大差ないもの。
軍上層部からはきつい指摘をいくつも受け、リーダーは全員に対して再度振出しに戻って細かい事でも矛盾点を見つけ出すことを指示した。
理沙はメンタル女と次世代システムの事前調査の仕事をしていた頃に、自身を実験台にシステムインターフェイスの実験をした事をリーダーに説明し、
実験が可能な設備がもしあれば、自身をシステムに接続して中枢システムと会話できないか司令官と交渉することにした。
理沙が司令官とその事について話していた時、中央指令室から緊急通報が入った。居住区のとある部屋で住民2人が突然死したとのこと。
生体反応モニターには、前回の事故と同じように何の兆候もなく生命活動が停止したことの記録のみ。前後の時刻で不審な点は見当たらない。
調査チームは現場に急行し、捜査官と一緒に現場の詳細な調査を行ったが、普段通りの平穏な生活の痕跡しか見つからない。
通りいっぺんの調査が終わると、司法解剖を行うために死体搬送を担当する作業員が部屋に入ってきた。