あらすじ_15_15
軍法会議が始まった。最初の日は高速艇事故の内容について改めて説明が行なわれ、争点となっている点についての整理が行われる。
理沙を含めた6人のタイタン事故調査メンバーが木星にたどり着いたところから始まり、地球へ向かうためにちょうどその場に居合わせた
高速艇の船長に頼み込んで、まだ試運転状態とはいえ時間短縮のために高速艇に乗り込んだ事。地球へ向かうための移行軌道上でトラブルが発生し、
作業プラットフォームに帰還する途中で、シェルター代わりに理沙は救命ボートに乗り込んだものの、自身の判断で救命ボートを勝手に発進させた事。
直後に高速艇は爆発を起こし理沙を除いた全員が死亡。理沙は救命ボートの不具合のために2か月間木星周回軌道上を漂流後発見された事。
高速艇の残骸から取得された、事故直前での理沙と船長との会話や、救命ボートに乗り込んで発進操作を行う理沙の映像記録。
本来であれば船長や調査チームリーダーと協力し、問題解決にあたるべきところ、理沙の行動は士官として身勝手極まりないものである事。
さらに時間短縮のためだけを目的に、高速艇に乗り込んだことまで理沙の責任とされた点については、当の理沙本人もあきれてしまった。