あらすじ_17_21
軍/開発局合同会議の際に長官と会話する時間がなかったので、開発局内の週次の定例会議のあとで、理沙はリモートから長官と個別に会話をした。
話がどんどん大きくなり、重責を任されてこれでは期限3年の任期どころではない。後任の人選を早急に考えてもらいたいと苦言を言ったところ、
長官は既に後任選定には動いていると、具体的な話には触れずに話は終わってしまった。しかし理沙には長官の煮え切らない表情から、
まだ何か隠している事があるだろうと察し、理沙にプロフィールが未だ明かされていない、木星で合流予定の女性士官の事について尋ねた。
長官からの返事は非常に歯切れの悪いものだった。自身も軍の出身なので軍の要人の事はよく知っており、そりが合わなくてもなんとかなる
何を心配しているのかと理沙は長官に詰め寄ったが、長官は自分から話せる事には限界があって、これ以上は伝えられないと言うだけだった。
理沙は話をそこまでにして終わりにした。面と向かって会ってみればわかる事ならば、その時になってから考えようと気持ちを切り替えた。
長官は理沙との会話を終えた後、軍から選出のもう一人の指揮官と個別に会話をした。理沙と女性士官は果たしてうまくやっていけるのだろうかと。