あらすじ_22_02

木星に到着したものの、理沙はひと息つくこともなく船の管理職メンバーを招集し対策会議を始めた。地球政府は木星含めた地球外の居住地に対して
疲弊した地球の社会活動を手助けするために、技術職中心に多数の労働者の拠出を求めてきた。蔓延してしまった感染症のために
医療、技術、生産含めた社会インフラはほぼ破たん状態にあり。感染症の影響から隔離されている地球外居住地に助けを求めることになった。
居住地の中では一番人口の多い火星は、10万人にまで増加した人口が5000人にまで縮小することとなり、人工3万人の月も半減するまで縮小。
木星に対しての要請は、5000人の技術者と生産活動のための資材。しかし、地球政府との決済のために開設してある外貨口座の制限については
居住者の息の根を止めようとしているのと同じ。現場からは地球政府に対するかなり強烈な反対論も沸き上がった。
生活物資を地球に頼らずに自給自足するという目標は、単なる目標ではなく死活問題になっていた。技術者の派遣と資材の拠出について
現場が二分するほどにヒートアップしている状況を見ながら、理沙は要請に対しどう判断し、現場を納得させるのかについて静かに考えた。



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